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タイムバンクの投資戦略 -新規公開公募- ①


前回「タイムバンクの投資戦略 -買占め-」に引き続き、タイムバンクの投資戦略を検討します。
今回は基本的な新規公開銘柄への公募抽選についてです。

タイムバンクの投資戦略 -新規公開公募-

タイムバンクの開始直後は、ほぼ全て新規公開銘柄が公募価格の2倍、3倍に値上がりし、新規公開公募への全力投資が最善の戦略でした。現在は新規公開後の下落、上昇はまちまちですが、有力な戦略の一つであることに変わりありません。
本記事では、以下3点を新規公開公募の重要要素として考え、投資判断を行う基準を明らかにしたいと思います。

要素1 公募価格
要素2 発行時間
要素3 銘柄の人気

<<下に続く>>

要素1 公募価格

新規公開銘柄への投資を判断する上で、公募価格は非常に重要です。本記事では、公募価格を下記三種類に分類します。

低価格公募:10円未満
中価格公募:10円以上50円未満
高価格公募:50円以上

公募価格によって分類した理由は、それぞれの価格帯によって、投資の成功率やリターンの大きさに特徴があるためです。価格帯による特徴は次の通りです。

低価格公募
新規公開時の値上がりがほぼ確実。抽選倍率は高くなり、公募により購入できる秒数は少ない。
ほぼ確実に利益を取れるが、利益は小さい。

中価格公募
上昇するかどうかは銘柄の人気や発行時間に依るため、判断が必要。抽選倍率は不安定で、高い抽選倍率を予想した、公募の大量購入申し込みはリスクが伴う。
銘柄毎の慎重な投資判断が必要。以降に述べる要素2や要素3で判断することになる。人気銘柄の場合、上昇幅が大きい為、リターンが大きい。

高価格公募
高価格になるだけあって知名度が高く、大幅な下落リスクは少ない(※2)。著名人の場合は大幅上昇が期待できる上、抽選倍率はそれほど高くならない。
資金力があれば、低リスクで大きなリターンが期待できる。 資金が少ない場合は抽選で購入できない場合もある為、運要素が入る。

※2 高価格公募だった【900011 井上 公造】【300004 入江 慎也】【500006 カブキン】は大幅な下落に見舞われましたが、環境変化による混乱がもらたした例外と考えています。しかし、こういったリスクがあるのも確かです。

以上、公募の価格帯ごとの特徴を確認しました。公募価格からの投資判断については、次の2点が基本となります。

・低価格公募は基本的に全力申し込みを行う
・中価格公募、高価格公募は要素2 発行時間要素3 銘柄の人気から複合的に判断する



要素2 発行時間

銘柄の価格上昇、下落はその時点の需要と供給で決定されます。すなわち、需要<供給 では下落し、需要>供給 であれば上昇します。発行時間は、そのうちの供給に大きく影響し、結果的に新規公開以降の価格上昇、下落を左右する要素です。なぜなら、公募で時間を購入したユーザーのうち一定の割合は、すぐに売り抜けて利益を得ることを狙っており、それにより売りに出される秒数(=供給)は発行時間の量に依存する為です。
したがって、新規公開時の価格上昇は、発行時間が少なければ少ないほど確率が高くなります。発行時間が少ないほど売りが少なくなり、価格が上昇しやすい事を示したのが下図です。発行時間36000秒の銘柄に対し、発行時間18000秒の銘柄は売りが半分程度であると想定されるため、同じ需要(図では60秒)でも、価格の上昇幅が二倍になります。

発行時間36000秒の場合の値動き
60秒の買いで、0.3円上昇
発行時間36000秒

発行時間18000秒の場合の値動き
同じ60秒の買いで、二倍の0.6円上昇
発行時間18000秒

発行時間は基本的に18000秒、36000秒、72000秒のいずれかです。市場環境に依存するところもありますが、発行時間毎の投資判断は下記のようになります。

発行時間18000秒:売りが出にくく、上昇する確率を高める
発行時間36000秒:公募価格や人気に依る
発行時間72000秒:売りが出やすく、下落する確率を高める


要素3 銘柄の人気

要素2の発行時間は需要と供給の供給に大きく影響すると書きましたが、それに対し、要素3 銘柄の人気需要を支配します。すなわち、銘柄の人気は価格の上昇力を決定するものです。では、銘柄の人気はどのように決まるのか、考えてみます。

人気は、「その銘柄を保有する動機を、どれだけのユーザーが持っているか」に依ります。タイムバンクにおいて、時間を保有する動機は下記三点であり、これらが銘柄の人気を決定すると考えられます。

動機1.利用したいリワードがある。
動機2.一問一答を閲覧する。
動機3.知名度があり、長期的な価格上昇が見込まれる。

※ 気に入っている専門家を応援するために時間を購入する、というのもあると思いますが、応援するために損を許容する人は少数かと思いますので、ここでは除外しています。

動機1については、主にリワードが一般受けするかどうか、という判断になります。個人が多い現在の市場では、一般の方が使いやすいリワードが人気になると思われます。例えば、ドラゴン桜2への出演権などは、その代表と言えます。ただし、今後法人による利用が始まれば状況は変わりますので、この動機は状況に依るところになりそうです。

動機2については、10秒だけ保有していれば良いので影響はわずかに思えますが、一問一答をしっかり行っている銘柄は「これから需要が上がるだろう」という思惑からも買いが入りやすく、重要な動機の一つとなると考えられます。例えば、【300004 入江 慎也】は公募の105円から20円まで急落しましたが、一問一答を開始した日から人気化し、公募価格を奪還した経緯があります。その他の銘柄でも、一問一答を行っているかいないかで、価格に差がつく傾向があります。

動機3については、いわゆる「美人投票」的な動機です。「株式投資は美人投票のようなものだ」と言われますが、タイムバンクにおいても顕著に表れていて、知名度があるから買う、という傾向が強いように思います。ただし、タイムバンクの開始直後よりはこの傾向はかなり弱まっています。

以上から、銘柄の人気から行う新規銘柄への投資判断は、次のようになります。

・リワードが一般受けするか
・一問一答を行いそうか
・知名度があるかどうか


まとめ

要素1~3について、最も利益に繋がるのは要素3 銘柄の人気ですが、判断が最も難しい要素でもあります。要素1 公募価格要素2 発行時間から判断するのは単純で分かりやすいですが、これらだけでは利益に繋がりにくい、という特徴があります。新規公開公募では、公募価格、発行時間から投資リスクを予想し、銘柄の人気をどれだけ正確に予測するかが成否を分けることになります。

「タイムバンクの投資戦略 -新規公開公募- ②」に続きます。次回は、要素1~3を総合し、新規公開公募に対する強気・中立・弱気の判断基準を見ていきたいと思います。

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